【ソウル29日聯合】国内自動車業界が世界的な景気下降のなかで最も苦戦していた市場の北米と欧州で、輸出実績がやや回復していることが分かった。
 韓国自動車工業協会が29日に明らかにしたところによると、国内完成車メーカーによる先月の北米向け輸出は4万9887台で、前月より18.7%増加した。米国市場では、国内メーカーが8月に5年1か月ぶりの輸出台数最低記録を出している。西欧州とともに自動車需要が最も落ち込んだ地域だ。

 西欧州市場でも輸出台数は回復をみせている。西欧向け輸出台数は8月にことし最低記録の1万9059台となったが、1か月で11.9%増加し、先月は2万1328台を輸出した。

 自動車業界では、ことしの夏に賃金交渉関連の生産支障などで発生した供給不足現象が次第に解消され、実績回復として現れたと分析している。

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