金融専門家の韓国信用評価、「良好」で世界27位

【ソウル29日聯合】国際金融専門家らは、韓国の国家信用度を相当良好とみていることがわかった。外信を中心に韓国経済全般に対する強い懸念が提起されているが、国際金融市場の主要参加者らは韓国の国家信用をそれほど悪いとはとらえていないことになる。
　国際金融センターが29日に明らかにしたところによると、国際金融専門誌「インスティチューショナル・インベスターズ」が先ごろ実施した国別信用レベル調査で、韓国は100点満点中80．2点を獲得、過去最高を記録した。評価対象177カ国・地域で27位にランクインした。調査はグローバル銀行やファンド、証券会社などのエコノミストや国家信用格付け担当者らを対象に、国家別金融システムの安定性、債務返済力、輸出、成長率、財政、腐敗・透明性など13分野について調べたもの。

　韓国の点数は通貨危機により、1997年の71．4点から1998年が64．4点、1999年が52．7点と急落していた。その後は2000年が60点台、2005年が70点台と上昇を続け、ことし初めて80点を超えた。

　国際格付け機関による信用格付けが韓国より高いながらも、今回の調査で点数が韓国を下回った国は、ギリシャ、中国、アイスランド、サウジアラビアなど11カ国。アジアでの韓国の順位は、シンガポール（91．9点）、日本（90．6点）、香港（84．3点）、台湾（83．6点）に次ぐ5位。