【ソウル28日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領は28日、金融危機で世界全体の経済が悪いため、1~2年間は内需市場を拡大すべきだと述べた。「投資を前倒しにし新たな分野にも早く資金を入れて企業が働ける機会を作り、内需市場を育て雇用を補強するため、緊急財政投資を行う計画」と明らかにした。慶尚南道・昌原で行われた同道の業務報告の席で述べたもの。国会が追加予算を通過させ、来年の雇用を生み出し景気を盛り返すための投資をすれば、それぞれの地域でも社会資本(SOC)事業を前倒しできるだろうとした。
 また、政府は11月初めに景気浮揚と減税に関する総合対策を発表する予定だとし、「首都圏と地方でできる限りのことをフル稼働し苦難の峠を越せれば、世界のどの国よりも早く回復できると思う」と述べた。世界経済は百年に1度あるかどうかの危機に陥っているが、金融危機の直撃弾を受けたのは韓国ではなく欧州と米国で、韓国が将来を見すえて準備しうまく対処すれば、1~2年以内に回復し急速な成長が可能だと強調した。

 このほか、グリーン成長については選択ではなく必須だとし、政府が支援するだけでなく地方自治体も努力すれば大きな効果があると説いた。

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