【ソウル27日聯合】国連児童基金(ユニセフ)平壌事務所のバラゴパル代表が、北朝鮮の子どもたちの慢性的な栄養不足状態を改善するため、来年10月に北朝鮮当局と共同で、北朝鮮の7道と1自治都市4800世帯を対象に栄養実態調査を行う計画だと明らかにした。米国の自由アジア放送(RFA)が27日に伝えた。
 ユニセフは、北朝鮮で1998年から2年ごとに7歳未満の子どもと24か月以下の幼児をもつ女性の栄養状態を調査してきたが、北朝鮮当局の協力を得られず2004年を最後に中断していた。

 来年の調査については、5年前の調査と正確に比較するため、当時と同じ10月初旬から中旬までの10日間、平壌から両江道に至る北朝鮮全域で調査を行うと説明した。現在、咸鏡北道と両江道地域は特に栄養失調が深刻で、同地域の病院は栄養管理治療を受ける子どもであふれ返っているという。ことし下半期から?海北道地域で試験的に行っている児童栄養失調管理事業が成功すれば、これを北朝鮮全域に拡大する計画だと紹介した。

 ユニセフと世界食糧計画(WFP)が共同で2004年に行った北朝鮮の栄養実態調査によると、7歳未満の子どもの10人に4人は「発達障害」があり、残りの6人も体重が標準に達しなかったり、虚弱な状態だった。24か月以下の幼児を持つ女性は10人に3人が栄養失調状態だった。

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