北朝鮮が検証協力すれば援助提供、欧州議会代表団

【ソウル28日聯合】韓国を訪問している欧州連合（EU）欧州議会のフーベルト・ピルカー朝鮮半島関係担当分科委員長は28日、北朝鮮が核検証活動に協力することを期待し、そうなればEUは北朝鮮により多くの開発援助を提供できる」との考えを明らかにした。ソウル市内のホテルで記者会見し、現在進行中の非核化交渉が肯定的な結果をもたらすことを期待するとした上でこのように述べた。
　また、より重要なのは朝鮮半島の平和と安定のために南北対話が速やかに再開されることだと強調し、EUは中立的パートナーとして南北の対話再開を積極的に指示すると述べた。ただ、韓国政府から日本に代わり対北朝鮮重油支援を行ってほしいと求められたことはないとした。

　欧州議会朝鮮半島関係担当分科委員会は、毎年1回ずつソウルと平壌を訪問し、朝鮮半島平和と南北関係の発展に関する役割を模索してきた。同委員会メンバーらは6月に訪朝しており、来年初めにも再び平壌を訪れる予定だ。

　一方、ピルカー委員長は、今年もEU主導で対北朝鮮人権決議案を国連総会に提出する考えを明らかにした。