閣議を進行する韓首相(手前から2人目)=28日、ソウル(聯合)
閣議を進行する韓首相(手前から2人目)=28日、ソウル(聯合)
【ソウル28日聯合】韓昇洙(ハン・スンス)首相は28日の閣議で、国際金融危機と関連し「公共部門から率先して苦痛を分担し模範を見せるべきだ」と述べ、ぜい肉を落とし、不要不急の支出を減らす努力を傾けるよう呼びかけた。対外条件が悪化している上に実体景気の委縮が重なり、その影響が相当続く懸念があると指摘し、政府は総合対策を準備しているが、長期戦に備え広範囲かつ多様な手段を講じる必要があると呼びかけた。
 また、政府は公務員の給料と定員据え置きを決めたと説明し、その他の公共部門でも同様の措置を含め大胆な経営効率化を行うよう求めた。

 続けて、今回の国会国政監査で公営企業の放漫経営事例が指摘されるなど、公営企業にはまだ経営効率化の余地が多いと指摘。全国民が経済再生に乗り出している状況で、公共部門も国民が眉をひそめる部分がないかどうかを点検し、ぜい肉を落とすべきだと重ねて強調した。

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