【ソウル28日聯合】政府と韓国銀行が金融市場の安定と不況克服に向け投入したか来年までに支援・供給すると決めた金額は計200兆ウォン(約12兆1952億円)に上ると集計された。
 政府と韓国銀行が28日に明らかにしたところによると、来年までに供給または支援する規模は44兆ウォン、海外債務に対する支払保証を含むドル支援規模は151兆ウォンと集計された。これらを合わせると195兆ウォンで、ことしの政府予算(一般会計および特別会計含む)220兆ウォンの89%に達する。こうした大規模支援にもかかわらず、金融市場は依然として不安な状態にあり、景気下降はさらに速度を増している。今後、政府と韓国銀行は必要に応じ流動性を十分に供給し支援する方針を示している。その規模はさらに膨らむものとみられる。

 政府と韓国銀行が金融市場安定に向けすでに供給したか今後支援する予定の外貨は、総額450億ドルに達する。政府が今月に外貨スワップ取引市場に供給した100億ドルと韓国輸出入銀行を通じ支援した50億ドル、19日に金融市場安定対策として追加投入を決めた300億ドルを合わせた金額だ。追加投入300億ドルのうち、政府支援は200億ドル。このうち150億ドルは輸出入銀行を通じた競争入札の方法で支援し、残り50億ドルは貿易金融に供給することを決めた。韓国銀行は100億ドルを外為スワップ市場で競争入札方式で供給する予定だ。

 これをことしの平均為替相場1ドル=1041.60ウォンで換算すると、約47兆ウォンとなる。ここに政府保証の1000億ドルまで含めると、約151兆ウォンとなる。支払保証は銀行の資金事情などにより現実化されない可能性もあるが、政府の潜在的な負担に該当する。

 韓国経済研究院のペ祥根(ペ・サングン)博士は「現在の急務は信用収縮で滞った部分に穴を開けること」だと話す。政府の流動性供給規模が多い少ないを論じるのではなく、政策的効果が現れるまで持続して供給していくことが重要だと指摘した。

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