【ソウル27日聯合】米著名投資家のジム・ロジャーズ氏やノーベル経済学賞の受賞者、ロバート・マンデル氏など、世界有数の経済専門家らが来月、金融危機に伴う世界経済の不安や対応策に関する青写真を提示する。
 ソウル市は27日、来月12日にソウル市内のホテルで「世界経済の不確実性と金融ハブとしてのソウルの課題と戦略」をテーマにした「2008ソウル国際金融コンファレンス(SIFIC2008)」を開催すると明らかにした。

 同コンファレンスでは、ロジャーズ・ホールディングスの最高経営責任者(CEO)のジム・ロジャーズ氏と1999年にノーベル経済学賞を受賞した米コロンビア大学のロバート・マンデル教授が基調演説を行う。続いて3分野に分かれ討論が行われる。セッションAでは、米国発の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)の焦げ付き問題がもたらした世界的な金融危機を診断する。セッションBは金融規制システム改革や韓国金融産業の力量を分析・展望、セッションCではアジア金融ハブへの飛躍を目指すソウルの努力と推進戦略をチェックする予定だ。

 ソウル市関係者は「国内外の金融専門家と金融機関関係者が、急変する国際金融環境とソウルの金融力量に関し深く議論する場になるだろう」と述べた。

 同コンファレンスは、2006年にソウル市の後援を受け英紙フィナンシャル・タイムズが主催した「アジア金融センター首脳会議」を、昨年から「ソウル国際金融コンファレンス」に名を変えソウル市が主催している。

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