【ソウル27日聯合】世界景気の低迷を受け、海外旅行客数が5か月連続で減少している。
 韓国観光公社が27日に明らかにしたところによると、9月の訪韓外国人数は58万7853人で前年同月(55万7825人)比5.3%増加したのに対し、海外に旅行した国内在住韓国人数は81万8747人で前年同月(101万5650人)比19.3%減少した。

 韓国人の海外旅行者数が前年同月から2割近く急減したのは、通貨危機が起こった1997年以来初めて。景気低迷やウォン安などの影響で、国民の懐事情が一層悪くなっていることを端的に示している。5月に109万9977人で前年同月比0.7%減り、減少に転じた後、6月が5.6%、7月が12.5%、8月が11.0%と減少を続けている。こうした減少傾向は来年まで続くものと観光公社はみている。

 一方、ウォン安の影響で訪韓する日本人や中国人は増えており、観光収支赤字の縮小が期待できそうだ。9月の訪韓日本人は前年同月比4.7%増の20万2229人、訪韓中国人は同7.2%増の11万2988人を記録した。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0