【ソウル26日聯合】韓国と北朝鮮は、27日午前10時から南北管理区域の西海地区内で中佐級の軍事実務責任者接触を行うことで合意した。北朝鮮が24日の電話通知文で韓国に提案したもので、国防部が25日に明らかにしたところによると、軍の通信正常化問題をはじめとする懸案が話し合われる予定だ。韓国からは西海地区軍事実務責任者のキム・ジョンベ陸軍中領ら4人が、北朝鮮側は上佐(大佐と中佐の間の階級)級の将校3~4人が出席する。
 現在、北朝鮮との間では全9回線の軍通信網(ホットライン)が運用されている。しかし、西海地区の通信網は5月から通話状態不良のため稼動しておらず、代わりに東海地区の軍状況室通信網を利用し、南北管理区域の通行関連事項についてのみ連絡を取り合っている。双方は西海地区の通信網近代化には共感しているが、軍事会談が正常化されていないため詳細な作業日程は話し合われていない。 

 北朝鮮からの実務者接触の提案について、軍の一部では、北朝鮮は通信網近代化を議題に挙げているものの、韓国の一部市民団体による北朝鮮へのビラまきを非難する目的があるとの観測も流れている。

 国防部関係者は「われわれはあらゆる可能性を念頭において準備をしている。北朝鮮の意見を聞いた上で、追加対策などを協議する」と話している。

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