【ソウル22日聯合】国際結婚で来韓した外国人女性のうち、不法滞在者は8000人に達し、毎年1200人は国内に定着できず帰国していることがわかった。
 法務部が22日、国会保健福祉家族委員会所属議員に提出した資料によると、6月現在、結婚で移住した外国人女性のうち8137人が不法滞在状態で国内に居住している。また韓国人の配偶者資格で暮らす外国人は11万8421人で、このうち女性は88%に当たる10万4290人だった。

 結婚で来韓した女性が不法滞在者となる背景には、国際結婚夫婦の離婚率上昇がある。国際結婚夫婦の離婚件数は、2004年の3400件から昨年には8828件に増加した。離婚後に出国したり強制出国措置を取られる結婚移民者も増えており、強制出国させられた人は2004年以降2962人、自ら出国した人も2402人に達する。

 資料を公開した議員は、結婚で移住した外国人女性の多くが仲介段階から虚偽の情報にだまされたり、家庭内暴力の被害者となっているだけに、韓国社会が最小限の人権を保障する安全策を講じるとともに、離婚した外国人女性が帰化または滞在資格を変更できるよう、通訳や法律支援を拡大すべきだと主張した。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0