【ソウル22日聯合】急激な景気冷え込みを受け、国民は海外旅行中も以前のように「財布のひも」を緩めていないことがわかった。
 韓国観光公社が22日までにまとめた観光収支現況によると、8月における国民1人当たりの海外旅行支出は988ドルで、前年同月比15.2%減少した。一方、訪韓外国人の国内での支出額は同14.6%増の1016ドルだった。

 今年に入り、国民1人当たりの月別海外支出額が1000ドルを割り込んだのは8月が初めて。訪韓外国人の支出額を下回ったのは年初からすでに4回を数え、国民の懐事情が厳しくなっていることがわかった。

 8月の訪韓外国人数は58万894人で前年同月(58万4759人)とほぼ同水準だが、韓国人の海外旅行者数は116万3809人で、前年同期(130万8664人)から11%以上減少した。

 こうしたことから、8月の観光収支は5億6000万ドルの赤字を計上した。赤字規模は前年同月比44.3%縮小している。年初から8月までの観光赤字は51億ドルと集計された。観光公社関係者は、下半期もグローバル景気の低迷やウォン安の影響で海外旅行支出は増えないものと見込んでいる。


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