【ソウル21日聯合】真露が販売する焼酎「チャミスル」が、19日で発売10周年を迎えた。従来の「焼酎のアルコール度数は25度」という常識を破った、度数23度の新製品「チャミスル」は、1998年10月19日に発売された。リニューアル過程を経て、現在は20.1度に度数を下げた「チャミスルオリジナル」、2006年に発売した「チャミスルフレッシュ」(19.5度)で、韓国の焼酎市場で快進撃を続けている。
 チャミスルは発売開始から2年で全国シェアの半分以上を占め、7年7か月目の2006年5月には累積販売量100億本を突破した。この10年間での販売量は、オリジナルが124億1000万本、フレッシュが15億9000万本の計140億本。月平均1億1700万本、1日平均384万本、1秒に44本が売れた計算だ。韓国の成人(3500万人基準)1人当たりが10年間で400本を飲んだことになる。

 真露は通貨危機で不渡りを出し、創業以来最大の危機状況にある中で「チャミスル」を発売した。会社の危機とともに誕生したことで、社員らの体を張ったマーケティング、「真露を助けよう」という愛酒家の力で売り上げを伸ばし、会社の回生に大きな役割を果たした。同社の市場シェアは1999年の38%から毎年増加し、法定管理下にあった2004年には55.4%の最高記録を達成。ことし8月現在は51.1%を記録している。

 尹鍾雄(ユン・ジョンウン)社長は、チャミスルの成功について「まろやかな焼酎を好む消費者のトレンドに合わせ、持続的な研究開発を通じ変化を試みた成果」と評価している。今後は84年間培ってきた技術力と伝統性を土台に新たな焼酎の基準を提示するとともに、チャミスルに続く心製品をもう1つの主力ブランドに育成すると抱負を語った。

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