祝辞を述べる李大統領=21日、ソウル(聯合)
祝辞を述べる李大統領=21日、ソウル(聯合)
【ソウル21日聯合】「第63周年警察の日」を迎えた21日、李明博(イ・ミョンバク)大統領は記念式に出席、「法を守ると損するという考えや違法な暴力を用いて要求を貫徹しようとする風潮をなくさねばならない」と述べた。政府と全国民がともに法秩序の確立を目指すべきだとしている。
 李大統領は、警察がいまだに国民の信頼を十分に得ておらず、国民の安全を守る役割も十分に果たせずにいるとの指摘があると述べ、まずは警察自らが能力を高め、「国民の警察」「先進警察」に生まれ変わるべきだと強調した。

 また、児童や女性が安心して暮らせる社会を目指し、庶民の心を痛める喝上げや暴力、高利貸などの犯罪はもちろん、国民の健康を脅かす食品事故に対しても、さらに強力かつ持続的な取り締まりを求めた。さらに、インターネット上で国民間の不信や反目を助長したり、個人の名誉を傷つける行為にも格別な関心が必要だと述べた。

 李大統領は、警察が国民から真に信頼される組織になるよう最大限の支援をするとした上で、勤務条件・報酬体系の改善や先進化された治安システム構築、科学機器の普及を通じた警察業務の専門性向上などを約束した。

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