【ソウル20日聯合】銀行対外債務の支払い保証に向けた政府の動きが加速している。
 企画財政部や金融委員会などが20日に明らかにしたところによると、政府は国内銀行が来年6月末までに借り入れる対外債務について、総額1000億ドル以内で3年間の期限付きで支払いを保証することを決め、21日の閣議を経て早ければ週内にも国会に同意案を提出することにした。

 支払い保証手続きは、国の保証が必要な場合には国会の同意を得るよう義務付けた国家財政法第92条に根拠を置くもの。金融委員会は同日に臨時会議を開き、保証額を銀行別に割り当てた後に支払い保証申請書を企画財政部に提出した。

 政府は来年6月末までに満期を迎える銀行の対外債務を約800億ドルと見積もったが、金融監督院が前日までに銀行別にまとめたところ、720億ドルと政府推計をやや下回った。銀行別の配分規模は機関ごとにやや異なるものの、来年6月末までに満期が到来する対外債務の120~140%ほどとなる。

 政府は、支払い保証案が国際金融市場の危機を受けた国内金融市場の不安を解消する措置となるだけに、国会に同意案が提出されれば与野党が協力して早期にこれを通過させるものと期待している。

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