基調演説を述べる金塾本部長=17日、済州(聯合)
基調演説を述べる金塾本部長=17日、済州(聯合)
【済州17日聯合】6カ国協議で韓国首席代表を務める金塾(キム・スク)朝鮮半島平和交渉本部長は17日、「北朝鮮側に準備があれば、われわれは国際社会とともに北朝鮮を助ける準備ができている」と述べた。済州平和研究院で開かれた世界食糧危機に関するワークショップに出席し、基調演説を行ったもの。北朝鮮の慢性的な食糧不足を解決する道は根本的変化に対する北朝鮮の約束だと強調したが、北朝鮮が正しい方向に向かおうとする兆しはまだほとんど見られないと述べた。
 金本部長は、北朝鮮への食糧支援について「人道的支援は無条件で進めることを明らかにしておく」と述べた。北朝鮮が支援を求めれば検討を経てただちに支援を実行し、深刻な食糧危機や自然災害があった場合は北朝鮮から正式な要請がなくとも食糧支援を考慮するとした。

 また、李明博(イ・ミョンバク)政権発足以来、南北関係が小康局面にあることについては、李大統領は機会があるごとに南北対話再開を要求してきたが、北朝鮮がすべての対話を拒否し李大統領の指導力と韓国政府をひぼうしてきたと前起きした上で、「南北関係が転換点を向かえた今、韓国政府は一部のささいな事件をひきずるのではなく、関係進展に向け努力する」と強調した。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0