【ソウル16日聯合】早期留学を目的に出国した小中高校生の数が、昨年は初めて減少したことが分かった。
 教育科学技術部は16日、韓国教育開発院を通じ集計した「2007学年度小中高留学生統計」を明らかにした。それによると、昨年3月1日から今年2月28日までに海外留学のため出国した小中高校生の数は2万7668人で、前年度の2万9511人に比べ1843人減少した。

 小中高校生の留学者数は1998学年度の1562人から2000学年度は4397人に急増し、2002学年度には1万132人と初めて1万人を上回った。その後、2003学年度が1万498人、2004学年度が1万6446人、2005学年度が2万400人、2006年度が2万9511人と毎年伸び続けたが、2007学年度は初めて前年比減少に転じた。

 また、海外移住や両親の海外派遣に同行したケースなども含めた全体の小中高校生出国者数は4万3415人で、やはり前年(4万5431人)より減少した。

 教育科学技術部関係者は「正確な理由は分析してみなければ分からないが、出生率の低下による児童・生徒数の減少、景気低迷などの原因が複合的に作用しているとみられる」と話している。

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