【ソウル10日聯合】サムスングループが来月からソウル・瑞草に完成した新社屋「サムスンタウン」で再スタートを切る。サムスン電子など主要系列会社は、来月初めにソウル・太平路のサムスン本館とその近隣の社屋から新社屋への引っ越しを始める。
 サムスンタウンは延べ面積が約38万9000平方メートル、35階建てのA号棟、32階建てのB号棟、43階建てのC号棟からなる最先端のインテリジェントビルで、グループの中核、サムスン電子はC号棟の最上階に移転する。

 当初は今月中に移転を済ませる予定だったが、戦略企画室の解体後、系列会社独立経営体制に転換して間もない上、李健熙(イ・ゴンヒ)前グループ会長に対する裁判の日程が遅れたため、来月に先延ばしされたという。主な系列会社の移転が完了し次第、サムスン本館では改修工事が行われる予定だ。1976年に完工後、32年にわたりグループの心臓部の役割を果たしてきたサムスン本館は、その座を新社屋に明け渡すこととなった。

 サムスンが迎える新社屋での新たな幕開けは、単なる移転以上の意味を持つ。今後、サムスン本館とは異なった雰囲気の中で系列会社独立経営体制を軌道に乗せることができるかが注目される。

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