【ソウル7日聯合】金融危機の余波で、世界最大自動車市場の米国市場までもが不振に陥っている。韓国産自動車の対米輸出が5年ぶり最低を記録するなど、国内メーカーも苦戦を強いられている。
 韓国自動車工業協会が7日に明らかにしたところによると、国内完成車メーカー5社の8月の米国輸出台数は3万3074台で、2003年7月(2万9487台)以降、5年1か月ぶりの低水準となった。9月の米国内販売は現代自動車が前年同月比25.0%減の2万4765台、起亜自動車が同27.8%減の1万7383台だった。

 こうした実績不振は、米国内の金融危機や景気低迷などによる消費の冷え込みを克明に示している。国内完成車メーカーの関係者は、原油価格が安定を取り戻して一息つくかと思われたが、北米市場の実績はなかなか回復をみせず、現地消費者に人気が高い軽・小型車の販売に注力する戦略を取っていると説明した。

 一方、9月の米国内の自動車販売は96万5160台と、15年ぶりに100万台を下回った。米自動車メーカー各社の先月の販売台数は、フォードが前年同月比35%、クライスラーが33%、GM(ゼネラルモーターズ)が16%、それぞれ減少した。日本メーカーも、トヨタ自動車が32%減で1987年以来最悪の実績となったほか、本田技研工業は24%、日産自動車も37%の落ち込みをみせている。

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