【ソウル7日聯合】景気沈滞にもかかわらずことしのクレジットカード決済額が初の300兆ウォンを突破する見通しだ。
 与信金融協会が7日に明らかにしたところによると、年初から9月までの国内クレジットカード使用額(キャッシング除く)は222兆2778億ウォンで、前年同期比20.6%急増した。9月のクレジットカード決済額は前年同月比21.0%増の25兆9630億ウォンで、7月の26兆4410億ウォンに次ぎ、ことし2番目に多い金額を記録した。与信協会は、年初からクレジットカード使用額が前年比20%水準の増加を維持しており、こうした傾向が続けば年内にカード承認実績が300兆ウォンを超えるとの予想を示した。

 クレジットカード決済額は、2003年には161兆9210億ウォンにすぎなかったが、2006年には221兆680億ウォンと、初めて200億ウォンを突破した。

 一方、上半期の民間消費支出額のうちクレジットカード決済が占める割合は、53.8%に達した。ことしは初めて、カード決済率が50%を超えるものと思われる。

 民間消費におけるカード決済の割合は、1990年には5.6%だったのが2000年には24.9%まで拡大、政府のクレジットカード活性化政策に後押しされ、2002年には45.7%まで跳ね上がった。2003年(43.8%)にはクレジットカード乱発による問題が発生し、2004年に41.6%まで落ちたが、2005年は44.6%、2006年は47.3%と再び拡大を続け、昨年は49.5%に達した。

 カード業界関係者は、景気沈滞のなかでもカード決済文化が広まり使用実績が急増しているのは歓迎すべきだが、中小商工人を中心に加盟店手数料引き下げの要求が強まっていることが負担となっていると話している。

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