【ソウル6日聯合】知識経済部の李允鎬(イ・ユンホ)長官は6日、今年の貿易収支は60億ドル程度の赤字になるとの見通しを示した。国会知識経済委員会による国政監査の席で答えた。
 同部は今年初め、通年の貿易収支を130億ドルの黒字と見込んだが、上半期だけで赤字が57億ドルに達すると、7月2日に見通しを赤字19億ドルへと大幅に下方修正した。それから3か月で、赤字幅をさらに増やしたことになる。

 9月で今年の貿易収支赤字は142億ドルに膨らんでいる。李長官が提示した赤字60億ドルを達成するには、残り3か月で82億ドルの黒字を計上しなければならない。李長官は貿易収支見通しに問題があるとの指摘に対し、原油価格と為替相場を正しく予測できなかったことを認め、この先も為替相場に変数が残っているとした。また、米金融危機による実体経済への影響については、「影響が徐々に現れており、来年上半期に本格化すると予想される。相当難しくなる可能性が大きい」と述べた。

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