メラミンが検出された製品。左から「シューディ」「スニッカーズ」「キットカット ミニ」=4日、ソウル(聯合)
メラミンが検出された製品。左から「シューディ」「スニッカーズ」「キットカット ミニ」=4日、ソウル(聯合)
【ソウル5日聯合】中国で生産された多国籍製菓業者やロッテ製菓の菓子4製品から化学物質のメラミンが検出された。
 食品医薬品安全庁が4日に明らかにしたところによると、韓国MARSの「スニッカーズ・ピーナッツ(FUNサイズ)」(流通期限2009年1月4日)と「エム・アンド・エムズ ミルク」(流通期限2009年3月22日)、韓国ネスレの「キットカット ミニ」(流通期限2009年5月8日)各1件、ロッテ製菓のビスケット「シューディ」4件(流通期限2008年12月24日、2008年12月25日、2009年1月15日、2009年5月18日)の合わせて7件からメラミンが追加で検出された。現在までにメラミンが検出された中国加工製品は10製品に増えた。

 「シューディ」はロッテ製菓の中国法人、ロッテ青島フードで生産した製品で、製造日が異なる4件から2.40~3.36ppmのメラミンが検出された。韓国MARSの中国法人で製造された「スニッカーズピーナッツ」からは1.78ppm、「エム・アンド・エムズ ミルク」からは2.38ppm、ネスレの天津工場で生産された「キットカット ミニ」からは2.89ppmのメラミンがそれぞれ確認された。食品医薬品安全庁は市中に流通している4製品に対し緊急回収命令を出した。またキノコなどからメラミンが検出されたとの海外報道を受け、政府は検査をキノコや野菜類にまで拡大している。

 一方、先ごろ粉ミルクの原料となるニュージーランド産の牛乳タンパク質からメラミンが検出されたが、現在流通している国産・輸入粉ミルクからは、いずれもメラミンが検出されなかった。また、国内に流通するヨーグルトやバターなどその他乳加工品も、740点を検査した結果、メラミンの混入はないことが明らかになった。
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