学術会議に出席した盧前大統領=2日、ソウル(聯合)
学術会議に出席した盧前大統領=2日、ソウル(聯合)
【ソウル2日聯合】盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領は2日、「歴史はその時代を生きる市民らの行動と考えにより進歩する」との考えを示した。ソウル市内のホテルで開催された南北首脳宣言1周年記念学術会議であいさつを通じ、南北首脳宣言が歴史を進歩させる市民の思想に少しでも足しになれば会議に出席したかいがあるとし、このように述べた。
 盧前大統領は歴史を振り返ってみると進歩は確かに存在したとし、進歩の土台となった動力は王朝や王、政権の考えから出てきたものではなく、進歩の歴史は市民らの思想によるものだったと強調した。続けて、「政治を行う間、政権が歴史を変えることができると思っていたが、自然人に戻った今の時点で振り返ってみると、やはり歴史は政権によって進歩するものではなかった」と述べた。

 また、政権は浮き沈みが激しく、ときには竜巻や台風が押し寄せたかのように変転するが、それとは関係く揺るぎないものが、進歩に向けた市民らの思想と行動だと主張した。

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