【ソウル2日聯合】ニュージーランド産の牛乳タンパク質からも、化学物質のメラミンが検出された。
 食品医薬品安全庁は1日、ニュージーランド産の牛乳タンパク質「ラクトフェリン」の原料9件とこれを用いた粉ミルク、離乳食など19製品を検査した結果、南陽乳業とパスツール乳業が輸入したラクトフェリン2件からメラミンが検出されたと明らかにした。メラミン濃度はそれぞれ3.3ppm、1.9ppmだった。検査はニュージーランドメディアが先月末、自国の酪農業者が生産したラクトフェリンから少量のメラミンが検出され、輸出を中断したと報じたことを受け行われたもの。中国以外の国から輸入された乳加工品でメラミンが検出されたのは今回が初めて。

 粉ミルクと離乳食からは検出されなかったが、その原料にメラミンが混入していたことが分かり、乳児を抱える父母の衝撃は非常に大きいものと予想される。

 食品医薬品安全庁によると、南陽乳業は今年、ニュージーランドから390キログラムのラクトフェリンを輸入しており、このうち190キログラムが不適合と判断された。これらはすべて押収されている。パスツール乳業の輸入量は235キログラムで、メラミンが検出されたのは170キログラム。このうち135キログラムはすでに使用され、35キログラムが押収された。

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