盧前大統領は、「自尊心を傷つけ無条件に与え(北朝鮮に)引っ張り回されることになるのではないかと心配だ。そのような批判は10年間、ハンナラ党の専売特許だった」と皮肉った。その上で、それよりも重い結果として、信頼が破棄されていると懸念を示した。
李明博政権が国政運営理念に掲げる実用主義についても「連邦制という言葉さえ出れば文句をつけ、金正日(キム・ジョンイル)総書記の人格を問い、朝鮮戦争の性格が何だったかを問い、けちをつけようという姿勢は実用主義にふさわしいだろうか」と反問し、実用主義を云々するメディア報道を見ていると実に混乱すると、批判的な姿勢を示した。
南北問題を扱う政界の態度についても「共産主義、親北朝鮮の左派を作るような盲目的な理念対決と政治工作の水準を越えられていない」とし、そうした水準を脱しなければ、統一は望めないと辛らつに批判した。
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