【ソウル1日聯合】現代重工業は1日、昨年にフィンランドの船舶エンジン大手バルチラと共同で設立し、全羅南道霊岩郡の大仏国家産業団地内で建設を進めていた「バルチラ・現代エンジン」工場が完工したと明らかにした。
 同日行われた完工式とエンジン1号機稼動記念式には、現代重工業の閔季植(ミン・ゲシク)副会長、バルチラのヨハンソン社長をはじめ、現代三湖重工業の黄武秀(ファン・ムス)社長、バルチラ・現代エンジンの権五臣(クォン・オシン)代表、全羅南道の李相勉(イ・サンミョン)政務副知事ら、会社および地域関係者200人余りが出席した。

 工場は、工場産業団地内6万2000平方メートルの敷地に延べ面積2万5000平方メートルの規模で建設された。現代重工業は、これまで欧州が独占生産してきた液化天然ガス(LNG)船舶用エンジン市場に進出し、国内で初めて、電気推進LNG船とFPSO(浮遊式生産貯蔵出荷システム)用二重燃料エンジンを独自に生産することになる。

 年間120台のエンジン生産能力を確保したバルチラ・現代エンジンは、ことし12台を引き渡す予定。来年からは7700~2万3200馬力クラスのエンジンを年間約100台ずつ生産する計画だ。また、世界80カ国余りで運営されている両社の海外支社を活用し、サービス網を構成する。

 バルチラ・現代エンジンの権代表は、韓国は世界のLNG船の70%以上を建造しており、今回の工場完工で、最近成長著しいLNG船舶二重燃料エンジン市場で有利な立場を確保し、世界市場の占有を目指すと意欲を示している。

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