【ソウル1日聯合】北朝鮮が、2年前に核実験を行った咸鏡北道吉州郡豊渓里の核実験場を復旧する兆候を見せており、情報当局が精密分析を進めている。
 政府消息筋は1日、近ごろ核実験場周辺数か所で煙が立ち昇る光景がとらえられていると説明、北朝鮮が実験場の復旧作業を進めているのかどうかを綿密に注視していると伝えた。煙は復旧作業に使用した衣服や装備などの焼却時に発生したものと推定されている。情報当局はまた、こうした兆候が寧辺核施設の復旧と関連があるのかどうかについても分析を行っている。

 一方、政府傘下シンクタンクのある専門家は、「北朝鮮は核実験の断行後に坑道の復旧作業を終えたものと承知している」と述べ、核実験場周辺で活動を続けているのは「核危機指数」を高める意図もあるとの見方を示した。

 北朝鮮は先月24日、寧辺核施設の再処理施設を1週間以内に再稼動する意向を国際原子力機関(IAEA)に通知した。

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