名誉博士号を授与された後、演説する李大統領=9月30日、サンクトペテルブルク(聯合)
名誉博士号を授与された後、演説する李大統領=9月30日、サンクトペテルブルク(聯合)
【サンクトペテルブルク1日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領は先月30日、訪問先のロシア・サンクトペテルブルク国立大学で演説に立ち、韓ロ間の関係のあり方や自らのサクセスストーリーを率直に語り、ロシアの大学生らと交流を深めた。

ジア の最新ニュースまとめ

李大統領は「若者の意気込み、世界の中での韓ロ関係の発展とビジョン」と題し、時折「スパシーバ(ありがとうございます)」とロシア語も交えながら約1時間にわたり演説を行った。貧しかった青年時代の苦労を聞かせながら、大学生らに「夢」と「希望」を持ち未来に向け休まず挑戦するよう呼びかけ、拍手を送られた。

 李大統領はまた、「朝鮮半島の軍事境界線は、単に朝鮮民族を南北に分け重武装で対峙(たいじ)させる鉄条網ではない」と強調した。朝鮮半島の分断は北東アジアの平和と安定の障害になるだけでなく、太平洋と大西洋、アジアと欧州が1つになることを妨げる「世界の壁」になっていると訴えた。

 これと関連し、李大統領は前日のメドベージェフ大統領との首脳会談で協議された朝鮮半島縦断鉄道とシベリア横断鉄道の連結事業の必要性を改めて強調した。「サンクトペテルブルクの若者がシベリア横断列車でソウルの友人を訪ね、韓国の若者が陸路で訪ロし、ウラル山脈のふもとでロシアの友人と再会する日が1日も早く来ることを願う」と述べた。

 李大統領は、21世紀に転換期を迎えている世界の変化にも触れた。ロシアは「21世紀の新文明を創造するパートナー」だとし、変化への対応におけるロシアの寄与を求めた。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0