【ソウル29日聯合】統一部は29日、来月1日に行われる南北首脳宣言採択1周年行事に金夏中(キム・ハジュン)長官が欠席することを発表した。金浩年(キム・ホニョン)報道官が会見で伝えた。同部からは次官が出席する。最終決定は長官が下したもので、特別な欠席理由はなく、当日は国軍の日記念行事があること、長官・次官がともに行事に出る前例がないことから、次官が出席することにしたと説明した。
 この決定が南北首脳宣言に対する統一部の姿勢を示すものではないのかとの質問が上がったが、金報道官は「そのようなことはない」と否定し、政府は南北共同宣言と首脳宣言を否定したことはなく、行事への出欠で宣言に対する態度を図ることはふさわしくないと述べた。

 南北首脳宣言1周年記念行事は来月1日、ソウル市内のホテルで開かれる。盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領はじめ当時の会談関係者らが出席し、開会式と盧大統領のあいさつ、祝賀映像上映、講演、食事会などが行われる。金長官は6月に開催された南北共同宣言採択8周年行事には出席し、祝辞を通じ南北対話の必要性を訴えた。

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