【ソウル28日聯合】海外移民者数が毎年急減しているなか、移民者らが永住帰国するケースが増えていることが分かった。
 外交通商部が28日に国会外交通商統一委員会所属議員に提出した資料によると、昨年の海外移民者数は4127人で、前年(5177人)に比べ20.3%減少した。移民者数は2004年(9759人)に前年(9509人)に比べやや増加して以来、2005年(8227人)からは急激な減少傾向を示している。ことしも5月までで1286人、通年でも3000人前後にとどまる見通しだ。

 一方、昨年の移民者の永住帰国は3443人で、前年(3238人)より6.3%増加した。移民者の永住帰国は2005年までは減少傾向にあったが、2006年からは増加している。

 昨年の移民者のうち、最も移民者数が多かったのは米国で、54.0%を占めた。次いでカナダ(36.8%)、豪州(8.4%)と続いた。昨年の米国移民者数は2227人で前年(3152人)に比べ29.3%減少。カナダ移民も1605人から1517人に5.5%減少した。北米移民の減少が、海外移民全体の減少の種要因となっている。

 昨年の移民をタイプ別にみると、縁故移住が28.7%で最も多く、独立移住が24.8%、事業移住が22.4%、就業あっ旋を通じた就業移住が13.5%、国際結婚による移住が10.6%などとなっている。
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