警察庁長「誤解招き遺憾」、宗教偏重問題で釈明

【ソウル9日聯合】警察庁の魚清秀（オ・チョンス）庁長は9日、国会行政安全委員会全体会議に出席し、宗教偏重論争に関連し「一部の事実に対する誤解などで心配をかけ、非常に申し訳なく思う」と述べた。特定宗教に偏る意図はまったくなかったと釈明した。
　政府が宗教面で偏重していると仏教界が不満を募らせていたところに、曹渓宗総務院長に対する警察の過剰検問事件が重なり、宗教偏重論争は魚庁長への辞任要求にまで発展していた。

　魚庁長は、今後は業務全般に細心の注意を払い誤解を招くことのないよう最善を尽くすと述べた。5月から100日以上続いているキャンドル集会の現場で、公権力悪化を懸念する世論のなかでも節制された公権力の基調を維持しながら対処し、黙過できない行為に対する厳正な司法処理と法治の確立に向け絶えず努力してきたと強調した。