【アトランタ30日聯合】北朝鮮を訪れている国連世界食糧計画(WFP)アジア担当のバンベリー局長は29日、「この4年間の北朝鮮の包括的な食糧事情に対する評価を最近完了した。ここ数年の凶作と国際的な支援の急減で、食糧事情が全般的に悪化した」と述べた。米ラジオ局NPRの番組で電話インタビューに応じたもの。

 バンベリー局長は、特に高齢者や妊産婦、子どもの食糧事情が深刻だとしながら、今後の北朝鮮支援でこれらの人々を集中対象にすることを考慮していると述べた。また、北朝鮮で会った多くの官僚のうち、ある郡代表は食糧事情が窮する階層だけでなく全国民を対象とした食糧支援が必要だと訴えたという。

 北朝鮮は今まで不許可にしていた地域に対しても、最近は外国人の立ち入りを制限付きで認めている。国際支援団体要員として初めて両江道白岩郡を訪れたバンベリー局長は、住民との対話を通じ食糧配給などに関する質的な情報を得ようと務めたが、北朝鮮官僚は量的な情報にだけ関心を示し、正確な情報を得るのは容易ではないとその難しさを伝えた。
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