釜山で開かれた慰労行事のようす=(聯合)
釜山で開かれた慰労行事のようす=(聯合)
【ソウル29日聯合】北朝鮮の朝鮮赤十字会中央委員会は29日に報道官談話を発表し、統一部の主管で韓国側が行った離散家族招請慰労行事に対し「北南関係を破たんさせ、離別した家族や親戚の面会を中断させた責任を逃れようという笑止千万な策略で、道化芝居にすぎない」と批判した。北朝鮮の朝鮮中央通信が報じた。
 統一部と大韓赤十字社、以北5道委員会の3機関は13日から29日まで、ソウルをはじめ全国8都市で離散家族情報統合センターに登録されている離散家族申請者のうち、70歳以上で北朝鮮に残る家族の生死確認がされていないか面会が実現していない人を招き慰労行事を行った。

 朝鮮赤十字会中央委員会は、「南朝鮮(韓国)当局は離散家族らを慰労するの何のと言いながら、この行事をわれわれに対する敵対感を鼓吹する極端な反共和国宣伝場として悪用している」と主張した。

 また談話は、南北共同宣言発表後に南北間離散家族・親戚の面会をはじめとする人道主義事業が活発に進められ、ことしは南北首脳宣言と南北赤十字間合意に基づき面会回数を増やし、6・15特別面会とビデオレター交換を実施し、金剛山面会所を完工するなど人道主義事業をより幅広く進行することになっていたと指摘した。その上で、韓国当局が離れ離れとなった家族や親戚の問題に真に関心があるならば、反民族的な対決政策を捨て、歴史的な共同宣言と首脳宣言の履行に着手すべきだと主張した。

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