【ソウル29日聯合】この5年間に軍関連の保安事故で2700人余りが摘発されたが、処罰は微々たるものだったことが分かった。
 国防部が29日にハンナラ党議員に提出した「軍事機密流出事故および保安事故現況」資料によると、2004年から今年6月までに軍保安事故で摘発された人数は2729人で、このうち陸軍が76.3%の2082人を占めた。年度別にみると2004年が512件、2005年が689人、2006年が632人、2007年が602人、今年上半期が294人の分布となっている。摘発内容は秘密管理規定に対する軽微な未順守が2597件で最も多かったが、秘密漏洩(ろうえい)と秘密紛失などの深刻な保安事故もそれぞれ94件と38件に達した。

 しかし、こうした違反者のうち刑事処罰されたのは全体の2.3%にあたる62人にすぎず、懲戒委員会に回付され停職や減俸などの懲戒を受けたケースも全体の7.8%の214人にとどまった。残りはほとんどが警告などの軽度な措置に終わっている。このハンナラ党議員は、国防部はこうした保安事故のほとんどが私的な動機や個人の過失に起因するものと把握していると伝えるとともに、再発防止のために軍将兵に対する軍事機密の指導強化や軍事機密保護法違反者への処罰強化が必要だとした。

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