【ソウル29日聯合】経常収支が黒字転換からわずか1か月で再び赤字に転落した。輸出の好調にもかかわらず原油高で輸入が大きく増え商品収支黒字が大幅減少したうえ、海外旅行の増加でサービス収支赤字が拡大したためだ。外国人による株式売り越しが続き資本収支も通貨危機以来最大規模の赤字を計上した。
 韓国銀行が29日に発表した7月の国際収支動向(速報値)によると、先月の経常収支は24億5000万ドルの赤字だった。経常収支は昨年12月(マイナス8億1000万ドル)からことし5月まで6か月間赤字が続いていたが、6月に18億2000万ドルの黒字に好転。しかし、先月は再び赤字を記録した。これで年初から7月までの累積経常収支赤字は78億ドルに膨らんだ。

 商品収支は輸出が前年同月比33.1%という高い増加率を維持したものの、原油価格の上昇などで輸入の増加が46.1%に達し、黒字規模が前月34億8000万ドルから3億ドルに縮小した。サービス収支は夏休みと休暇シーズンを迎え海外旅行と留学研修が増えたことで旅行収支赤字がかさみ、前月より3億3000万ドル多い24億6000万ドルの赤字を計上した。

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