【ソウル28日聯合】12月に刊行される「2008国防白書」に、北朝鮮軍が実体的な脅威であることを強調する記述が挿入される。
 国防部は28日、「精鋭化された先進強軍に向けた180日」と題する参考資料の中で、「北朝鮮をどのように表現しようと、北朝鮮の実体と軍の対応態勢は変わりない。国防白書には北朝鮮軍が現実的で実体的な脅威であることを明確に表現する予定」だと明らかにした。北朝鮮軍を主敵として表記するかどうかは表現上の問題にすぎず、現実的な脅威認識やこれに備えた態勢とは別の問題だとしている。「主敵」という言葉は使わないことをほのめかしたもの。

 また、韓国軍捕虜問題の対策については、それぞれ在北、脱北、帰還捕虜に分けて実質的な解決策を講じると説明した。国防部は、政府はこの問題の解決を人道主義的な観点から最優先課題に設定しているとし、米国とも協力する方針を示している。

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