中央管制センターでシステムの実演があった。アンクレットと交信装置=27日、ソウル(聯合)
中央管制センターでシステムの実演があった。アンクレットと交信装置=27日、ソウル(聯合)
【ソウル27日聯合】法務部は26日、性暴力犯罪者に対する24時間の位置追跡制度を9月1日から施行すると明らかにした。監督当局が性暴力前科者の移動経路を把握できるよう、電子アンクレットを装着させる。
 装着対象は2回以上の性暴力犯罪歴があるか13歳未満の児童に性暴力を加えた場合で、検察が裁判での求刑と同時に位置追跡を請求すれば、裁判所が最終決定する。また、懲役刑の満期前に仮釈放される性暴力犯については法務部が直接決める。

 電子アンクレットは腕時計のような作りだが、人権問題を考慮し目につきにくい足首にはめるようになっている。装置時にはアンクレットとは別に、携帯電話に似た形の交信装置も持ち歩かなければならない。アンクレットを外したり壊すなどの異常兆候が起きると、ソウル保護観察所に設置された中央管制センターに自動的にアラームが届く。アンクレット装着者が小学校など接近が禁じられた地域に近づけば、管制センターが感知し警報メッセージを送り、次に担当保護観察官が出向いて確認し措置を取ることになる。

 法務部関係者は、仮釈放者と執行猶予者を中心に年内に300人程度が装着対象になると話している。

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