【ソウル14日聯合】統計庁は14日、建国60周年を控え「統計で見る大韓民国60年の経済・社会像の変化」と題する資料を発表した。
 それによると、韓国の人口は1949年の2019万人から1967年に3000万人、1984年に4000万人を超え、2007年には4845万人を記録し、60年で2.4倍に増加した。高齢化の影響で、年齢階層別の人口構成比率は15歳未満の人口が1955年の41.2%から2007年は18.0%と半分以下に低下した半面、65歳以上の人口は1955年の3.3%から2007年は9.9%と3倍に拡大した。

 平均寿命の延びも高齢化の背景となった。平均寿命は1970年の61.9歳から2006年は79.2歳と17.3歳延びた。男性は58.7歳から75.7歳に、女性は65.6歳から82.4歳にそれぞれ延びている。

 新生児数は1970年に100万7000人を記録して以来減少を続け、2007年には49万7000人と1970年の半分以下に落ち込んだ。女児100人当たりの男児の数は1970年の109.5人から徐々に増え、1990年には116.5人にまで上昇したが、2007年には106.1人に低下した。1世帯に子ども1人のスタイルが定着するとともに、男児を好む傾向がなくなりつつあることを意味している。

 国内総生産(GDP)は60年間で746倍に急増した。GDPは1953年に13億ドル台、1972年に100億ドル台、1986年に1000億ドル台、1995年には5000億ドル台を超え、2007年現在で9699億ドルに達している。これに伴い1人当たりの国民総所得(GNI)は1953年の67ドルから2007年は2万45ドルと2万ドル時代に突入した。GDP成長率はこれまで1956年(マイナス1.3%)、1980年(マイナス1.5%、第2次オイルショック)、1998年(マイナス6.9%、通貨危機)にマイナス成長を記録したのを除けば地道な伸びを続け、年平均6.8%の成長をみせている。

 産業構造は1953年には農林漁業が47.3%、鉱業・製造業が10.1%、サービス業が40.0%と農林漁業の割合が高かったが、1960年代以降は製造業分野が成長し、1980年代からはサービス業の成長が目立ち始め、2007年にはサービス業57.6%、鉱業・製造業28.3%、農林漁業3.0%の構造に変わった。1953年に比べサービス業の割合は17.6ポイント、鉱工業は18.2ポイントそれぞれ上昇した半面、農林漁業の割合は44.3ポイント低下した。新興開発途上国から先進国の入り口に差し掛かるとともに、産業構造が再編されつつあることがうかがえる。

 また、地球温暖化などの影響でソウルの年間平均気温は1948年の11.7度から2007年には13.3度に上昇した。韓国の国土面積は1949年の9万3634平方キロメートルから2007年には9万9720平方キロメートルに6.5%増えた。

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