【ソウル7日聯合】統一部の金浩年(キム・ホニョン)報道官は7日の会見で、米国のレフコウィッツ北朝鮮人権特使の訪朝申請書を北朝鮮が受け付けなかったと明らかにした。
 レフコウィッツ特使は韓国滞在中の13日に開城工業団地を訪問したいとの意向を、外交通商部を通じ統一部に伝えていた。統一部は米国大使館側から6~7人程度のリストを受け取り、先月28日に開城工業団地管理委員会を通じ北朝鮮に招請状の発給を申請したが、北朝鮮が申請書の受理を拒否した。北朝鮮側は「開城工業団地の訪問は適切でない」と説明したという。

 レフコウィッツ特使は開城工業団地労働者の賃金や労働環境に疑問を呈し、6カ国協議を人権問題と絡めて進めるよう主張するなど、北朝鮮の人権状況を正面から批判してきた。2006年6月にも開城工業団地の訪問を申請し北朝鮮から招請状を受け取ったものの、同年7月5日に北朝鮮が長距離ミサイルの試験発射を行い情勢が不安定になったことから、訪朝を無期限延期した。先月にも開城工業団地への訪朝申請書を提出していたが、ブッシュ米大統領訪韓後への延期を決め訪問計画をキャンセルした。

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