【ソウル6日聯合】第3次ベビーブームの効果などで、昨年に国内で出生した子どもの数が2年連続で増加した。男児を好む傾向も弱まり、女児100人に対する男児の数(出生性比)は25年ぶりに正常水準に回復した。
 統計庁が5日に発表した2007年出生統計確定結果によると、昨年の出生数は49万6700人で、前年(45万1500人)に比べ4万5200人増えた。人口1000人当たりの出生数を示す出生率は10.1人で、前年(9.2人)を上回った。10人を超えたのは、2003年(10.2人)以来4年ぶりとなる。

 女性1人が一生に生む子どもの数を示す合計特殊出産率も2年連続で上昇し、昨年は1.26人だった。ただ、依然として韓国の合計特殊出産率水準は日本(1.34人)、イタリア(1.34人)、英国(1.84人)、フランス(1.96人)、米国(2.10人)などに比べ低く、世界最低水準にある。

 昨年に出産した女性の平均出産年齢は30.6歳で、前年に比べ0.2歳高くなった。第一子出産年齢も29.4歳と、やはり0.2歳高い。1997年の平均出産年齢(28.3歳)と比較すると、この10年間で2.3歳、年齢が上がったことになる。

 母親の年齢別出生数は、30代前半が20万7300人で最も多く、20代後半が18万7800人、30代後半が5万8400人、20代前半が3万2000人と続いた。年齢別出生率(該当年齢女性1000人当たりの出生数)は全年齢層で上昇したが、このうち30代前半が102.1人で最も高く、上昇幅も大きい。1992年から下落が続いていた20代後半の出生率も前年の89・9人から昨年は95.9人に上昇した。

 男女の出生性比は106.1で、前年(107.4)を下回り、1982年(106.8)以降初めて、正常性比(103~207)を記録した。

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