【ソウル5日聯合】文化体育観光部と韓国ゲーム産業振興院が5日に発刊した「2008大韓民国ゲーム白書」によると、昨年の国内ゲーム市場規模は5兆1436億ウォン(約5445億円)で、前年の7兆4489億ウォンに比べ30.9%減少した。2年連続で縮小した。
 これは2006年に生じた賭博性成人用ゲーム問題に伴いアーケードゲーム市場が崩壊したためと解釈される。同市場は2006年の3兆3000億ウォンから昨年は870億ウォンに激減した。

 これに対し、オンラインゲームとビデオゲームは急成長し、ゲーム市場を支えた。オンラインゲーム市場規模は2兆2403億ウォンに達し、前年に比べ26%を超える成長を遂げた。ビデオゲーム市場は前年比208%拡大した4021億ウォンを記録した。モバイルゲーム市場は5%増の2518億ウォン、パソコンゲーム市場は350億ウォンだった。

 また、国内市場は2年連続の縮小となったものの、輸出は増加を続け、昨年は7億8100万ドルの実績を上げた。輸入は3億9000万ドル、収支は3億9100万ドルの黒字で、韓国の貿易収支黒字146億ドルの2.7%を占めた。ゲーム部門の貿易収支は5年連続で黒字を達成した。

 白書は、今年のゲーム市場規模が再び6兆ウォンを超え、2010年には7兆6000億ウォンと、2006年の水準まで回復できるものと見込む。このような成長傾向の鍵はオンラインゲームとビデオゲームが握るとみるほか、アーケードゲーム市場も大型化や複合化などを経て拡大に転じることも可能だと予測している。

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