【ソウル31日聯合】政府は31日、韓国とクウェートは同国のナセル首相の訪韓を機に、両国経済関係強化に向け投資機会と商業的交流を増進させる新たな協力の地平を切り開いていくことで合意したと明らかにした。
 政府は韓・クウェート共同声明をメディア向けに発表し、両国は関係発展に満足を表明し、共同の利益のために関係を増進させていくとの確固たる意志を確認したほか、両国国民の利益と繁栄を高める方向でさらなる努力の必要性についても意見を同じくしたと明らかにした。両国は相互が投資拡大に向け努力することで合意し、クウェート側は外国人投資家の参与を増やす方向で税法を改正したことを強調、韓国側は多様な措置の実行に向けた諸般の努力について説明した。

 また、両国は国際石油市場の安定が世界の経済成長の土台であるという点と、両国関係の強化に向け石油とガス分野での協力増進の重要性で意見が一致した。韓国はクウェートの安定的な石油供給に対し謝意を表明した。

 韓昇洙(ハン・スンス)首相はこれに関連し、同日の記者懇談会で「ナセル首相は国防装備分野やシルクロード・シティなど1000億ドル規模の建設プロジェクトで韓国と協力する意向を表明するとともに、増産してでも石油を供給するとの意思を伝えてきた」と明らかにしている。

 両国はまた、昨年3月に開催された第1回高官級共同委員会に次いで早期に2回目の委員会を開催することにしたほか、両国外交部間の了解覚書、体育分野での協力と環境保護および保全協力に向けた了解覚書を締結した。

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