【ソウル31日聯合】統計庁が31日に発表した6月の産業活動動向によると、先月の鉱工業生産は前年同月に比べ6.7%、前月に比べ0.2%、それぞれ増加した。前年同月比の増加率は昨年9月(マイナス3.1%)以降、最も低い数値となった。鉱工業生産増加率は1月が11.2%、2月が10.3%、3月が10.3%、4月が10.7%と10%台を維持してきたが、5月(8.6%)からは1けたにとどまっている。
 業種別では、半導体・部品(25.0%)、映像音響通信(13.8%)、自動車(5.0%)などは前年同月に比べ生産が増えたが、機械装備(マイナス3.6%)、繊維製品(マイナス9.4%)などは減少した。

 サービス業生産は前年同月より2.8%増加したが、前月比では0.3%減少した。業種別では、運輸業(6.4%)、保健・社会福祉事業(5.9%)、金融・保険業(5.4%)などが増加した一方、不動産・賃貸業(マイナス3.6%)、その他公共・個人サービス業(マイナス0.3%)は減少した。

 消費財販売は車両用燃料、乗用車、家庭用織物・衣服、家具などの不振で前年同月に比べ1.0%減少し、2005年1月(マイナス3.3%)以来の低水準となった。前月比では4.3%の減少だった。設備投資は前年同月比4.4%増加、先行指標の機会受注も前年同月より5.4%増加した。建設工事完成工事高は6.1%増、建設受注は23.4%減少した。

 現在の景気を示す同行指数循環変動値は、鉱工業生産指数などが上昇したものの卸小売業販売額指数、内需出荷指数などが振るわなかったことから、前月より0.5ポイント低い99.9で、5か月間連続の下落となった。今後の景気局面を予告する先行指数前年同月比も、在庫循環指標や消費者期待指数などの不振に伴い前月を1.1ポイント下回った。

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