【ソウル29日聯合】ソウル市が29日に明らかにしたところによると、市の上半期の平均粒子状物質(PM10)濃度は1立方メートル当たり62マイクログラムで、前年同期より10マイクログラム減少した。大気質観測を始めた1995年以来、上半期の記録としては最も低くなった。上半期の大気質を基準に今年の年平均PM10濃度を予測すると、1立方メートル当たり55マイクログラムと推定される。
 また、上半期には1立方メートル当たり100マイクログラムを上回る高濃度日数が前年同期の32日から17日に減少し、1立方メートル当たり30マイクログラム以下の低濃度日数は同10日から23日に増加した。

 ソウルの大気質が大幅に改善されたのは、市が持続的に大気質改善事業を推進したことに加え、良好な気象条件や原油高による車両運行の減少などが影響しあったものと分析される。市関係者は、市内バスや町内を循環するマウルバスを圧縮天然ガス(CNG)バスに替えるといった大気質改善事業が功を奏したとみられるほか、今年は黄砂が少なく、風速がやや増加するなど気象条件もよかったと説明している。

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