【ソウル28日聯合】国策銀行の中小企業銀行が、2011年以降に民営化される見通しだ。
 金融委員会は28日に国会公企業対策特別委員会に報告した「金融公共機関の先進化推進方向」で、産業銀行持ち株会社の売却代金で中小企業の支援に向け設立される韓国開発ファンド(KDF)の安定的運営を確認した後、中小企業銀行の支配株式売却を進めると明らかにした。

 KDFは年末か来年初旬に持ち株会社に転換される韓国産業銀行の政府保有株49%について現物出資を受け、これを2010年までに段階的に売却した代金と、構造調整企業の株式売却代金を基に中小企業を支援する。中小企業の支援に空白が生じないよう、中小企業銀行の民営化はそれ以降になるものと予想される。

 一方、韓国産業銀行については、金融委員会は2012年までに政府保有の支配株式を売却し、民営化を完了させる方針を改めて確認した。9~10月に産業銀行法改正案とKDF法の制定案を国会に提出する。

 また、中小企業の保証業務が重複しているとの指摘を受けている信用保証基金と技術保証基金の統合については、来月決定する。

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