【ソウル27日聯合】国防部は年末に発刊する「2008国防白書」に、2年前の白書同様、「主敵」という記述はしない計画だと伝えられた。
 軍高官関係者が27日、国防白書の基本案を現在作成中だとし「北朝鮮に関する表現は2006年の白書水準から逸脱することはないだろう」と述べた。国防白書は隔年の発行。2006年度版は、北朝鮮について「北朝鮮の在来式軍事力、核実験、大量殺傷兵器、軍事力の前方配置などは、われわれの安保に深刻な脅威」だと記述している。

 この関係者は、新政府の発足以降、将兵精神教育水準が大幅強化され、国防白書から消えた「主敵」という言葉が再び復活するのではという声が軍外部から上がっていることを承知しているとした上で、「白書でそうした用語を使うことは適切ではないと見ている」と述べた。

 一方、国防部は2008年国防白書でも独島を国軍が守護すべき領土であることを明記する計画だ。


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