【シンガポール23日聯合】東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議が24日、シンガポールで開催される。ASEAN加盟10カ国と対話相手国10カ国のほか、北朝鮮やモンゴルなどを含め計27カ国が参加し、貧富の差、食糧・エネルギー危機、ミャンマーのサイクロン被害復旧問題などの域内懸案と、北朝鮮核問題を含む国際懸案などを話し合う。
 今回は特に、非核化第2段階の完了と核開発計画の検証問題が台頭している北朝鮮核懸案が主要議題となる見込みだ。現地外交消息筋によると、23日に行われた6カ国協議の非公式外相会合で導出された合意内容を中心に、北朝鮮核問題について全般的な懸案点検が主に行われると予想される。北朝鮮も積極的な姿勢を見せているという。

 韓国政府は、北朝鮮・金剛山で発生した韓国人観光客射殺事件に対する韓国側の立場を説明し、事件の早期解決に向けた国際社会の協力を求める見込みだ。

 ARF閣僚会議はアジア・太平洋地域の政府間多国間安保フォーラムで、朝鮮半島非核化など主要地域及び国際情勢を論議し、安保分野の信頼構築と予防外交協力事業を主に推進している。

 今回の会議では、北朝鮮が東南アジア友好協力条約(TAC)加盟に署名する予定だ。北朝鮮の朴義春(パク・ウィチュン)外相は、シンガポール外務省に6月12日付で「わが共和国政府は地域の平和と安定、共同繁栄に寄与するため条約に加入することを決めた」と記した書簡を送っている。北朝鮮はASEAN加盟10カ国と公式の外交関係を維持しており、ARFには2000年から参加している。

 ASEAN議長国のシンガポールはARF閣僚会議終了後、21日から行われていたASEANプラス3(韓日中)外相会議、東アジア首脳会議(EAS)外相会議などの結果も含めた議長共同声明を発表すると伝えられる。

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