【ソウル23日聯合】ハンナラ党の朴ヒ太(パク・ヒテ)代表は、北朝鮮・金剛山の観光客射殺事件などで行き詰まった南北関係を打開するため、李明博(イ・ミョンバク)大統領に対北朝鮮特使の派遣を建議する方針だ。
 ハンナラ党の車明進(チャ・ミョンジン)報道官が23日の会見で、朴代表はこじれた関係を修復し、金剛山事件に対する北朝鮮の明白な謝罪と今後の措置を引き出すため、早ければ今週中にも「ハンナラ党内の立派な政治家」を特使として北朝鮮に派遣するよう提案する予定だと伝えた。この政治家とは朴槿恵(パク・クネ)元党代表を念頭に置いたものとの見方も出ており、車報道官もこれを否定していない。

 また朴ヒ太代表は聯合ニュースの電話取材に対し、「今は南北関係のためには必要なあらゆる接触と手段を動員すべきだというのが党の指針」と説明し、特使はそうした方法のひとつとして検討していると述べた。

 一方、青瓦台(大統領府)は特使の派遣について、内部でもまだ取り上げられていないとしている。

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