【ソウル20日聯合】北朝鮮の核計画申告に対する検証体系構築に関し、米国務省で交渉を担当するのが北朝鮮に対し強硬な立場を取る核不拡散パートと分かった。6カ国協議の交渉過程で前面に出てきたことのなかった同パートが担当することで、北朝鮮核交渉がこれまでとは異なる様相で展開する可能性が指摘される。事実上、検証体系構築の交渉期限は北朝鮮に対するテロ支援国指定の解除が発効する8月11日となっているが、交渉は容易ではないとの観測も出ている。
 外交消息筋は20日、先の6カ国協議首席代表会合の期間中に開かれた朝鮮半島非核化に関する作業部会に、米国からは核不拡散を担当する国務次官補代理が代表として出席したと伝えた。不拡散担当者が非核化作業部会に出席するのは初めてで、検証体系の構築を徹底的に行うという意味にとれると話す。

 12日に終了した6カ国協議首席代表会合では、検証体系の構築には原則的に合意したものの細部事項の調整に失敗している。この消息筋は「これまでの北朝鮮核交渉は米朝の溝が大きくても中間地点で折り合いをつける面もなくはなかったが、不拡散チームが担当する検証交渉ははるかに厳格に進められる可能性が高い」と指摘した。

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