【ソウル17日聯合】環境部は17日、独島の生物の多様性を確保し効率的な管理体系を整える目的で、生態系に対する精密調査、外来種の種類と独島固有種に及ぼす影響などに関する調査、トド復元などの事業を進めていると明らかにした。また、このところ独島で新たな生息種の観察ケースが相次いでいることから、2014年までに生態系モニタリングを毎年3~4回に増やし、5年ごとに四季調査を実施して自然生態系の変化を綿密に分析することにした。
 特にトド復元について環境部は、生物種の多様性と周辺生態系の健康性を高めるだけでなく、民族の自尊心を回復し独島が韓国領土であることを内外に周知させる意味もあるとして中核事業に位置付けている。滅種危機野生動物1級のトドは、1970年代以降に絶滅したと推定されている。

 このほか、独島の美しい自然生態系の姿とこれを守るための努力について記した英文写真集を製作し、国内外に配布すると決めた。

 独島は「独島など島しょ地域の生態系保存に関する特別法」に基づき、2000年9月に特定島しょ第1号に指定されている。2005年から2006年にかけての四季調査では107種の鳥類と49種の植物、93種の昆虫などが生息していると把握された。2007年のモニタリングでは海洋無脊髄(せきずい)動物26種類が新たに確認され、今年4月の第1次調査でも複数の鳥類が初めて発見された。

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